発達障害(ADHD) の治療はどう行うのか
こんにちは。鈴木です。
今日の記事は発達障害(ADHD) の治療はどう行うのかについてお話しします。
結論から言うと、「心理社会的治療」と「薬物治療」の2種類があります。
実際は心理社会的治療から始めます。その後に薬剤療法を始めます。
何故なら適切な行動をとれるようにする為です。
なので、まずは心理社会的治療から始めます。
その後に「薬物療法」を組み合わせます。
目的としては必要に応じて注意集中力の改善や衝動性、多動性のコントロールです。
それでは、薬物治療と心理社会的治療を詳しく見ていきましょう。
まず、「心理社会的治療」の目的とは何か。
それは対人関係能力や社会性を身につけるのが目的です。
そのスキルを身につけるには環境を変えること、周囲が対応を意識して訓練を重ねることが大切です。
心理社会的治療には大きく分けて2つあります。
1つが「環境調整」、2つが「心理療法」です。
「環境調整」とは患者自らの特性を理解した上で生活環境や人間関係づくりを行います。
例えば、生活リズムを作ることや、スケジュールを立てることが挙げられます。
「心理療法」とは対人関係の技能や社会のルール、マナーを学びます。
そして、ソーシャル・スキル・トレーニングや認知行動療法を行います。
例えば、社会で快く受け入れられる行動や態度とはどういうものかを理解すること。そして適切な行動をとることができるようにすることが挙げられます。
以上が「心理社会的治療」となります。
次に「薬物療法」の目的とは何か。
それはADHDの症状を抑えて行動のコントロールをし易くする治療です。
ADHDの要因の一つとしては神経伝達物質が不足気味だと言われています。
神経伝達物質とは何か。脳内の神経細胞の間で情報を伝える役割を果たしているものです。
「薬物療法」は神経伝達の働きを調整することが目的です。
そうすることによりADHDで問題となる行動上の特徴をコントロールする上で効果が期待できます。
以上が「薬物療法」となります。
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