発達障害(ADHD) との向き合い方
こんにちは。鈴木です。
今日の記事は発達障害(ADHD) との向き合い方についてお話しします。
発達障害(ADHD)は不注意や衝動性、多動性のために他人から誤解を受けることがあります。
誤解とは「怠惰」や、「協調性のなさ」、「努力不足」などと指摘されることです。
その為、自己肯定感が低くなります。
しかし、それが「発達障害(ADHD)」という障害の起因するものとわかれば対処法は見つけ易くなります。
具体的にはどのような対処法があるのでしょうか。
それは以下の通りです。
・自分の特性を知ることが大切
自分の苦手分野は何なのかを把握しましょう。
そうすることで、日常生活を工夫できます。
また、発達障害(ADHD)に理解のある友人や職場の同僚を見つけてサポートしてもらいましょう。
・ストレスを溜めないようにすること
発達障害(ADHD)の方は常に強いストレスにさらされていると考えられます。
過度にストレスを溜めないようにストレス解消法を見つけてリラックスしましょう。
・家族とお互いの気持ちを分かち合うようにしましょう。
家族や友人などの身近な方も家族療法を受けることをお勧めします。
お互いの気持ちを分かち合うことが治療の効果を高めていきます。
以上、発達障害(ADHD) との向き合い方についてお話ししました。
このブログでは躁うつ病のことや療養している姿をブログで発信していきます。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
発達障害(ADHD) の治療はどう行うのか
こんにちは。鈴木です。
今日の記事は発達障害(ADHD) の治療はどう行うのかについてお話しします。
結論から言うと、「心理社会的治療」と「薬物治療」の2種類があります。
実際は心理社会的治療から始めます。その後に薬剤療法を始めます。
何故なら適切な行動をとれるようにする為です。
なので、まずは心理社会的治療から始めます。
その後に「薬物療法」を組み合わせます。
目的としては必要に応じて注意集中力の改善や衝動性、多動性のコントロールです。
それでは、薬物治療と心理社会的治療を詳しく見ていきましょう。
まず、「心理社会的治療」の目的とは何か。
それは対人関係能力や社会性を身につけるのが目的です。
そのスキルを身につけるには環境を変えること、周囲が対応を意識して訓練を重ねることが大切です。
心理社会的治療には大きく分けて2つあります。
1つが「環境調整」、2つが「心理療法」です。
「環境調整」とは患者自らの特性を理解した上で生活環境や人間関係づくりを行います。
例えば、生活リズムを作ることや、スケジュールを立てることが挙げられます。
「心理療法」とは対人関係の技能や社会のルール、マナーを学びます。
そして、ソーシャル・スキル・トレーニングや認知行動療法を行います。
例えば、社会で快く受け入れられる行動や態度とはどういうものかを理解すること。そして適切な行動をとることができるようにすることが挙げられます。
以上が「心理社会的治療」となります。
次に「薬物療法」の目的とは何か。
それはADHDの症状を抑えて行動のコントロールをし易くする治療です。
ADHDの要因の一つとしては神経伝達物質が不足気味だと言われています。
神経伝達物質とは何か。脳内の神経細胞の間で情報を伝える役割を果たしているものです。
「薬物療法」は神経伝達の働きを調整することが目的です。
そうすることによりADHDで問題となる行動上の特徴をコントロールする上で効果が期待できます。
以上が「薬物療法」となります。
このブログでは躁うつ病のことや療養している姿をブログで発信していきます。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
発達障害(ADHD)の診断の流れとは
こんにちは。鈴木です。
今日の記事は発達障害(ADHD)の診断の流れとは何なのかについてお話しします。
まずADHDかどうかの診断はどう行うのでしょうか。
それは問診や医学的、身体的検査、知能検査などを行います。
短時間の問診だけでは症状を付けることはできません。
従って何度か診察を重ねた上で診断がつきます。
具体的な流れは以下の通りです。
ADHDの疑いがあるかどうかは現在の症状を調べます。
↓
小児期の状況を確認します。
具体的には幼少期から現在までの生い立ちを医師が問診します。
↓
症状がどの程度なのかを調べます。
具体的にはADHDの症状を数値化します。
↓
脳気質性疾患や他の身体疾患がないのかを調べます。
↓
併存障害や他の精神疾患が内科を調べます。
具体的にはうつ病や自閉スペクトラム症などの併存障害がないかを医師が問診します。
ちなみにですが、僕の場合だと初めは躁うつ病と診断を受けました。
しかし、その後に発達障害の疑いも出ました。
そこで上記のような流れで診察をしていくうちに発達障害(ADHD)と診断が出ました。
僕のように後々発達障害が発覚する場合があります。
ですから発達障害ではないかと疑問に感じたら一度医師に診断してみることをお勧めします。
このブログでは躁うつ病のことや療養している姿をブログで発信していきます。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
発達障害(ADHD)の原因は何なのか
こんにちは。鈴木です。
今日の記事は発達障害(ADHD)の原因とは何なのかについてお話しします。
結論から言うと脳の発達の偏りと言われています。
それは脳の機能の発達や成熟に偏りが生じている場合です。
それがなぜ起こるのかは不明です。
発達障害(ADHD)の症状は物事を順序立てることや行うことに優先順位が立てることが難しいなどが挙げられます。
それが起こるのは神経伝達物質が不足しているからだと考えられます。
発達障害(ADHD)は神経伝達物質が不足していると神経伝達に異常が発生します。
神経伝達物質とは何なのかというとドパミン、ノルアドレナリンを指します。
他には遺伝的な要因や在胎期や周産期の要因も関係していると考えられます。
また環境の要因が複雑に絡み合って発達障害(ADHD)の症状が発生するとも考えられます。
以上、発達障害(ADHD)の原因は何なのかについてお話ししました。
このブログでは躁うつ病のことや療養している姿をブログで発信していきます。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
発達障害(ADHD)はどんな病気なのか
こんにちは。鈴木です。
今日の記事は発達障害(ADHD)とはどんな病気なのかについてお話しします。
「不注意」、「衝動性」、「多動性」の3つです。
1つずつ見ていきましょう。
・不注意
細かいことに注意がいかない症状です。
本人のやる気とは関係がなく「無責任」、「だらしない」と誤解されることが多いです。
・衝動性
様々な刺激に対して考える前に反応する傾向がある症状です。
成人まで持ち越される場合があります。
・多動性
落ち着きがなく、じっとしているのが苦手な症状です。
おしゃべりという形で多動性が残ることもあります。
ただし、成長につれて気にならなくなるのが一般的です。
何故なら年齢を重ねるごとに多動が好ましくない行為だと本人が学習するからです。
そして、自らの行動を規制する能力が身につくためと考えられるからです。
以上、「不注意」、「衝動性」、「多動性」の3つでした。
大人のADHDは子供の頃からの症状が残るケースと大人になってから初めてADHDと気づくケースがあります。
もし心当たりがあるのであれば精神科に受診することをお勧めします。
以上、発達障害(ADHD)はどんな病気なのかについてお話ししました。
このブログでは躁うつ病のことや療養している姿をブログで発信していきます。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
患者本人が気づくサインと周囲が気づくサインとは
こんにちは。鈴木です。
今日の記事は患者本人が気づくサインと周囲が気づくサインについてお話しします。
前提として躁うつ病を再発する前には前兆(サイン)があります。
過去に躁状態や軽躁状態、うつ状態になった時に最初に現れた症状を振り返ることが大切です。
サインについては本人しかわからないものもありますし、周囲が気づくものがあります。
具体的にどのようなサインがあるのか。みてみましょう。
【躁の状態】本人の自覚
・アイデアが次々とわく
・幸福感と爽快感に満ち溢れる
・意欲満々
・何でもできる気がする、他人より優れていると感じる
・寝る時間がもったいない
【躁の状態】周囲の気づき
・高額な買い物をし始める、お金の使い方が荒くなる
・些細なことで腹を立てる
・じっとしていない
・突然、いつもよりもおしゃべりになる
・何もなくても大笑いする
【うつ状態】本人の自覚
・何事も楽しめなくなる
・動くのが億劫になる
・考えがまとまらない
・疲れが取れない
・不安や恐怖感がある
【うつ状態】周囲の気づき
・仕事の能率が落ちる
・身だしなみがだらしなくなる
・体調不良を訴える
・食欲がなくなる
・口数が少なくなる
サインに気づいたら出来るだけ早目に主治医に相談することが大切です。
そして家族や周囲の人にもサインについて予め伝えておき、サインが現れたらすぐに受診させてもらうように頼みましょう。
このブログでは躁うつ病のことや療養している姿をブログで発信していきます。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
躁うつ病のうつ状態の時の接し方とは
こんにちは。鈴木です。
今日の記事はうつ状態の時の接し方についてお話しします。
前提として、うつ状態の時はできるだけ休養をとることが必要です。
気分が落ち込む、やる気が出ないなどの症状が出て動くのも辛くなります。
例えば仕事や家事ができなくなります。
うつ状態は患者さんにとっては最も苦しい時期です。
そのことを理解した上で、出来るだけサポートしてください。
そして、できるだけ、そっとしておいて下さい。
うつ状態の時の接し方には以下のような接し方があります。
・うつ状態で何もしていないからと言って怠け者として扱ってはいけません。
⇨精神の疾患に対して偏見を持たず、病気になる前のしっかりとした患者さんの姿を思い浮かべましょう。そして、いつも通りに接しましょう。
・患者さんの話を聞いてあげましょう。
⇨良いアドバイスをしようと焦る必要はありません。じっくりと聞いてあげましょう。
・うつ状態や不安の症状が強い時期には無理に元気づけないようにしましょう。
⇨患者さんの意思に反した気晴らしの誘いはしないようにしましょう。
そのことを認識するだけでも患者本人だけではなく、周囲の人にとっても気持ちが楽になると思います。
初めは戸惑うことが多々あると思いますが、正しい接し方を行うことで解決していくのではないかと思います。
以上、うつ状態の時の接し方についてお話ししました。